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がん種別臨床報告 大腸がん

患者 60歳代 男性
診断 直腸がん 肺転移

2002年1月に直腸がんの手術を受け、術後抗癌剤内服治療を受けられた。
術後6年目の2008年にリンパ節再発を認め、FOLFOXを5クール治療。しかし2009年2月に両側の肺に転移が見つかり、FOLFOX+アバスチンを開始。

当クリニックでは2009年4月から免疫治療を開始。当初活性化Tリンパ球を投与し、2010年からはNK細胞も投与している。投与間隔は、1ヶ月に1-2回ペースである。

現在もお仕事をされ、海外出張にゴルフにと活躍されている。

コメント

大腸がんが肺に転移した場合、単発・片側であれば切除手術が行われる場合が多いが、複数個・両側に再発した場合は、手術の適応から外れる。
転移性肺がんを切除しなかった場合、予後は厳しいと言われている。
この方は、肺転移が見つかり抗癌剤治療が開始されて間もなく当院に来られ、免疫治療を開始している。
2011年12月の腫瘍マーカーがやや上昇傾向にあったため、1年半行っていなかった抗癌剤治療を2012年1月から開始。転移性肺がんへの重粒子線治療も行いながら現在マーカーは落ち着いている。

色々な治療を集学的に行われているため、それぞれの治療効果を正確に評価するのは難しいが、免疫治療のみで1年半肺転移をコントロールできたこと、細胞障害性リンパ球数やNK細胞数が増えてきたことも考えると、免疫治療の効果があると考える。

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