高濃度ビタミンC点滴療法
「高濃度ビタミンC点滴療法」はがんの代替療法の一つです。静脈を通じて大量に投与されたビタミンCが、がん細胞を選択的に傷害することを利用した治療法です。
適応疾患
- 乳がん
- 子宮がん
- 胃がん
- すい臓がん
- 肝臓がん
- 皮膚がん
- 喉頭がん
- 直腸がん
- 肺がん
- 大腸がん
- 前立腺がん
- 膀胱がん
- 卵巣がん
- 甲状腺がん
- 口腔がん
- 精巣がん
- 食道がん
- 脳腫瘍
- 腎臓がん
- 白血病
- 悪性リンパ腫
- 中皮腫
などの悪性腫瘍
効果・効能
- 早期~末期までのがん治療(他院で抗がん剤や放射線治療を受けている方も治療が受けられます)
- がんの転移・再発予防
- 抗がん剤や放射線治療ができない方の治療
- がん細胞の直接殺傷作用(微小がんから進行がんまで、がんの部位、種類は問いません)
- 免疫強化作用(がん殺傷効果、感染症予防効果)
- 抗がん剤の副作用軽減(肝機能や骨髄機能の回復、発毛促進など)
- がんの再発予防(通常の検査で発見できない微小ながんがあると想定して、副作用のない抗がん治療として受けられます)
がんの治療には外科治療、化学療法、放射線療法など標準治療として、既に治療効果が証明されているものがありますが、「高濃度ビタミンC点滴療法」は代替医療のひとつであり、標準的治療法に優先するものではありません。
治療の流れ/ 投与量・投与方法について
病状によって異なりますが、原則的に最初の3か月は週1回~2回の治療を行います。
がんが完全に消失した場合は、月2回の治療を半年継続します。
投与量
初回は12.5gのビタミンC量から投与を始めます。安全性を確かめた後に25gに増量し、更に50gに増量いたします。体重や体調によって増量の仕方はことなります。患者さん毎に増量計画を立ててお話しいたします。50gを超えると血中濃度の測定があり、その結果を踏まえて、75gに増量する場合もあります。
投与方法はいずれも点滴ですが、12.5gでは約20分、25gでは40分、そして50gでは70分位が点滴時間の目安となります。
本治療を受けられない方
- G6PD欠損(低下)症(当院にて検査可能)
- 活動型心不全
- 高度の腎不全・透析中の方
※ まずはお問い合わせください。
価格表
価格 | ||
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初診料 | 15,000円 | |
ビタミンC | 12.5g | 7,000円 |
25g | 8,000円 | |
50g | 16,000円 | |
62.5g | 18,000円 | |
75g | 20,000円 | |
G6PD(G9PD欠損症などがないかを治療前に検査します) | 10,000円 | |
ビタミンC血中測定(投薬後にビタミンC血中濃度を測ります) | 5,000円 |